2019年3月31日日曜日

エピオティック237ml



エピオティック237ml




実績のある大手動物用医薬品メーカーの耳洗浄液

自然乾燥するタイプなので使用後は出てきた汚れをやさしく拭き取るだけ!

垂れ耳のわんちゃんや耳浴が苦手な猫ちゃんに最適!



エピオティック237mlは耳垢と一緒に古い角質に含まれる病原微生物も取り除いてくれます。アルコールが使われていないので皮膚にも優しい組成の洗浄液です。

エピオティックの主成分のサリチル酸は非ステロイド系抗炎症薬のひとつで、シクロオキシゲナーゼを阻害してプロスタグランジンという物質になるのを阻害し、痛みを起こすブラジキニンの作用を弱める鎮痛作用があります。また、角質を柔らかく剥がれやすくする作用もあります。皮膚と一緒に角質層の菌も除去します。

湿った耳や蝋状の耳、表層の傷の手当てに最適です。定期的に用いれば、耳の感染の予防にもなります。水やお風呂につかった後は耳の中をよく乾かしてお使いください。

エピオティックは抗菌作用があり、刺激なしに耳管内の乾燥をさせるようにはたらきます。

耳を清潔に保つことで外耳炎の予防になりますので、犬でよく起きる外耳炎とはどんなものなのか成り立ちからみてみましょう。

耳は外側から外耳、中耳、内耳に分かれています。鼓膜までの外耳道は湿気があり外部環境にも晒され易い構造のため、様々な原因で外耳炎を起こします。

耳道壁も皮膚の一部なので、外耳炎の初期には外耳道上皮のターンオーバーが炎症によって短縮し、表皮がぶあつくなり剥がれた角質が多くなります。炎症によって腫れも起きるので、耳道は狭くなってしまいます。この段階でしっかり洗浄して原因に応じた適切な治療を受けられれば早めに元の状態に戻ります。

進行してしまうと線維性の組織が増えてしまい、耳道が分厚くなります。これは炎症が治っても消えないものなので耳道は狭くなったままになります。通気性が悪くなるので湿度も高くなり、微生物の繁殖がしやすい環境になってしまいます。

アポクリン腺という汗を出す腺も拡がり、分泌物が増えることでさらに耳道内の湿度が増えてしまいます。

耳の中に毛がたくさん生えている、垂れ耳、耳道が狭い、耳道内の分泌量が多い犬では外耳炎を発症しやすく、湿度の高くなる梅雨から夏季にかけて毎年再発してしまう子もいます。

コッカー・スパニエルやウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアでは遺伝的に角化異常を持っている子もおり発症リスクが上がるとされています。

アレルギー性皮膚炎や自己免疫疾患、甲状腺機能低下症など皮膚のバリア機能が低下する病気をもともと持っていると外耳炎にもかかりやすくなります。外耳炎を繰り返す場合はこうした全身の病気も疑って検査した方がよいでしょう。

このように外耳炎の治療でも予防でも洗浄は重要になります。エピオティックは耳の汚れを浮き立たせ炎症を抑える働きがありますが、抗生剤や抗真菌剤などは配合されていないため、耳を清潔に保ちつつ耐性菌を生み出す心配もありません。普段の予防という面でもとても優れた洗浄液なのです。



エピオティック237ml



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