尿失禁には、いくつかの原因がありますが、その1つが尿道の流出抵抗の低下です。尿失禁が特に避妊手術後のメスイヌや高齢のイヌに多いのは、エストロゲンが交感神経のα受容体に対する反応性を高め、健全な尿道筋の緊張に関与しているからと考えられています。
「フェニルプロパノールアミン」は、交感神経刺激薬です。交感神経のα受容体を刺激することによって、尿道の緊張性低下を改善します。
治療の継続は副作用の程度によって判断されます。交感神経作動薬の使用によりさまざまな影響が出る可能性がありますが、そのほとんどは交感神経が過剰に刺激されることによって起こるものです。(心拍数や血圧における影響など)
プロパリンシロップ(PropalinSyrup)
雌犬における尿道括約筋不全による尿失禁
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